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人の意思を超えるから人である

 モネはモネの意思を超えた時にモネになった。

 「一粒の麦が地に落ちて、死ななければそのままだが、死ねば多くの実をもたらすだろう」

 生まれかわり、あるいは受肉。

 恩寵、とは言えないだろうか?

 「私」が死ぬこと。

 (それが、生きること)

 そのために、私は問う。

 (星辰の明かりをよすがとして)

 「他者」との対話において、私はどこでもない場所に降り立つ。

 みちびかれ、「他者」の問いにとりこまれる。

 そこで感じられるのは、生でも愛でもなく、なにものかの意思。

 うごめくもの、わかたれざるもの。

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