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そして誰でもないきみへ

 数多の思いを

 流れる水に晒そう

 私が消え去るほどに

 純化されるよう

 

 思いは陽光を浴びて

 キラめいているけれど

 ほんとうに輝くためには

 幾つもの歳月が必要だ

 見えない光で瞬くためには

 

 そこここに生まれる動きは

 かつては何ものであったか

 往時 何ものかに成り急いでいなかったか

 頑なな寡黙を忘れがちでなかったか

 

 遥かな湖底と響き合うためには

 もっと知らない場所へ

 懐かしい時間へ赴こう

 そしてどこでもない場所へ

 誰でもないきみへ

015

(桜の木の下で)

 

 

 

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