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自立とはなにか

 自立とは、ほどよい依存関係のことである。

 何かに依存しすぎるのではなく、また離れてしまっているのでもない状態のこと。

 例えば経済。お金の出入りがスムーズであること。お金は無いと困るけれど、それを得ることを目的にするなら、そこに囚われているため、自立しているとは言えない。

 例えば家族や友人。いろんなことを話し合い、支え合って生活しているのが自立。たまに喧嘩をするのも自立。紆余曲折もあり、次第にお互いを尊重するようになる。

 大切にされなくてはいけないのは「私の生命」なのだけれど、「私」とは、私と他者との関わりにおいて形成される何ものかである。だから「私」は他者との関わりを大切にしようとする。触れ合う物たち、人たちのすべてを。

 それらを大切にすることが、自立することである。

 自分の思い通りに、人を動かそうとする人がいる。それだと、大切な何かを見失うことになるかもしれない。見失っているから、とも言える。

 大切にするとは、関わりのなかで生成する「何か」を見つめ、育もうとすることである。それは私たちにとって未知なる何かであり、未知なるがゆえに、畏れ、またひたむきに愛そうともする。困惑し、翻弄されることがあったとしても、真理としての何かを見出そうとする。

 そのように人は生きる。介護においても、介護する人とされる人が、お互いに支えられながら生きているとき、その人たちは自立している。

 そこに流れはじめているものは何か。

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(ぼくも自立しているわん)

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