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詩を読む会(30)

 4月27日(土)午後1時半から時まで、「詩を読みましょう(第11回)」を開いた。

 いつものように、持参された詩を読み合い、感想を述べ合う、話はいろんな処へ拡がり、愉しいひと時を過ごした。今回も、読まれた詩を紹介しよう。先ずは自作の詩から。

          *          *          *

   

 

 過ぎたことは終わったこと

 終わったことは消えたこと

 それは走り去る窓外に見える

 風景に似ている

 風景は現れては飛ぶように消えてゆく

 今 目の前を過ぎてゆく景色こそ

 今と私との触れ合い

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 だから 過ぎ去ったものに

 いつまでも思いは残すまい

 それはもう

 取り返しのつかない事なのだ

 取り返しのつかないことなら

 みんな 忘却の水に沈めていこう

 過ぎた事は 終わったこと

 終わったことは

 消えてしまったことだから

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 若し どうしても残したいないら

 懐かしい思い出だけを一掴み

 心の隅に

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 汽車は走る

 ひた走りに走る

 銀河鉄道

 乗客は一人

 

 

   

 

 果てしない 大海原に

 ときはなたれた夢

 たゆとう波にゆられてゆられて

 ゆるやかに

 それは楽しい時と時を

 つなぐ未来であったはず

 

 目覚めて想ういまわの時

 夢は夢まぼろしで

 それはそれで

 己を創って来た

 夢を追った日々の

 なんと懐かしいことか

          *          *          *

 ・・何か心の中の出来事があり、過去を過ぎ去ったものとして忘れようとする。今がすべてなのだから。しかし、どうしても残したい何かがある。作者は自らの死を意識したのかもしれない。ひた走りに走るそれのために、取り返しのつかない旅路を意識したのかもしれない。詩を書くことで、心の整理がなされている気がする。

 ・・良い夢だったのだと思う。作者の人柄からそう想う。夢は大海原にときはなたれ、作者の人を創ってきた。夢が人を創るという認識がいい。良い詩だと思う。

010

(子供の頃の居場所の一つ)

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