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詩を読む会(28)

 次は今回初めて参加された方の作品。インスピレーションにより言葉が浮かんできたという、初めての歌詞ではない詩 虹の約束 と、最新作 アヴァンギャルド

 

 

  虹の約束

 

 みんなで支えあって

 みんなで助けあって

 

 ひとつのサークルを思い浮かべる

 

 赤いサークル

 そこには失われた点があって

 不完全なまま

 

 失われた点の外側には透明な点があって

 時々キラキラと緑色に光る

 その緑色の光を僕は美しいと思う

 

 鮮やかさに熱に怯やかされ

 美しさの秘密を知りたくなる

 

 その緑色の光を放つ

 透明な点になりたいと思った

 いつか

 いつでも僕はなれると思うし

 もうなっているのだろう

 

 あなたは

 懐かしい湖の底に

 手で掬えるくらいに

 それはあるから

 足踏みしているだけ

 合図を待っているのだろう
 

 透明な点と点を結んだら

 もっと大きくて

 にぎやかなサークルになるはず

 

 そのサークルの上でまた出会えたら

 虹の約束を交わして

 今度は外側に向かって

 

 

 

  アヴァンギャルド

 

 君は君のままでいい

 そう人から言われると

 とても怖い

 私は私のままでいい

 そう想えたら

 本当にいいのだろうか

 海の青は空の青よりも深い

 私は私のままでいい

 祈りは空に捧げられ

 罪は海に排泄される

 空はどこまでも抽象的で

 海はいつも具体的だ

 私たちはその宙間を

 漂い、彷徨いながら

 何かを少しずつ失いながら

 そっと生きている

 

 今回はプリントアウトされていなかったので、目で読まずに朗読だけを聞いた。すると、虹の約束 ではとても豊かなイメージを得た。緑色の光がキラキラと美しく輝いた。アヴァンギャルド もとても素直な作品で、聞きながら、沢山のことを想像することができた。いい感性、作品だと思う。 

001

(海の青と空の青)

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