« 五行歌 | トップページ | 高山辰雄 »

指や手で伝わった大きな愛情

 今朝の毎日新聞「みんなの広場」に良い文章があったので、ここに載せておこう。投稿者は西東京市の中学生。書かれた内容が、とてもよくわかる感じがした。

          *          *          *

  指や手で伝わった大きな愛情 

 先日、私がエレベーターに乗ったら、あるおばあさんが急いでいたので少し待って、一緒のエレベーターに乗った。私はいつも通り「こんにちは」とあいさつをしたが、おばあさんは返してくれなかった。少し嫌な気持ちになっていたら、いきなりおばあさんは私の方を向いて軽く手話を始めた。その時、このおばあさんは耳が不自由なのだと分かった。私は手話ができないから首をかしげているとおばあさんはエレベーターの壁に指で「ちゅうがくせい?」と書いた。私がうなずくとおばあさんはにこっと笑った。そしてまた軽く手話をして会釈をしておりていった。

 この時、私は口にだして言うよりも、このおばあさんとした壁や手を使った会話の方が何か大きな愛情のようなものを感じた。あのおばあさんが最後にした手話は、多分「ありがとう」だと思う。このような、物を使った表現は普段よりも大きな愛を感じるので私も使ってみたい。

          *          *          *

 私も、手話を使う人たちと会話をすると、同じように愛情のようなものを感じる。顔や全身を使って気持ちを表現するからかもしれない。ある話し合いの場では、あるろう者の方が、「年配の方の手話は私たちの大切な財産だ」とも言われた。そこには、良い人の関係がある気がする。

 良い感性に出会えてよかった。これからも、楽しく手で話したい。

011

(ぼくも手で話すわん)

« 五行歌 | トップページ | 高山辰雄 »

日常」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/391404/48837107

この記事へのトラックバック一覧です: 指や手で伝わった大きな愛情:

« 五行歌 | トップページ | 高山辰雄 »