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他者にありて

 介助という仕事をするときに心がけているのは、介助犬、盲導犬のようであること。

 利用者と同じ人間である分、犬たちよりは少し意思を汲み取れるかな、という感じ。

 利用者のバーバルな、あるいはノンバーバルな意思に添う、そのことで、少しでも役に立てるのが良い。それが基本で、それがすべて。

 気に入られようとするのではなく、心の声を聞くこと。敢えて言えば、「聴く」のではなく、実際に「聞く」こと。そこを目指す。

 利用者の意思(心の声)とは、「他者」である。ニーズ、とも言う。介助者、介護者は、そのニーズを聞く。その実現に身体と心を砕く。

 それは「癒す」のではなく、「癒される」過程である。

 譬えれば、画家が対象を画くように、対象の「何」を掴み取るまで、対象に添い、聞く。

 演奏家が、主題の「何」を感じとり、その音化に技術を傾注するように。

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(はるやで!)

 

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