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詩を読む会(15)

 市報を見て参加された方は、仕事を止めて、これから何をしようかと思っていた時に「詩を読みましょう」の文句に出会った、と仰った。そういう出会い、とても良いと思う。これからいっしょに、私たちの畑をたがやしましょう。

 引き続き、持ち寄られた詩の紹介。

 

    わたしと小鳥と鈴と

                   金子みすず

  私が両手を広げても

  お空はちっとも飛べないが

  飛べる小鳥はわたしのように

  地べたを早くは走れない

  わたしが体をゆすっても

  きれいな音は出ないけど

  あの鳴る鈴はわたしのように

  たくさんな音は知らないよ

  鈴と小鳥と それからわたし

  みんな違って みんないい

 

 

         (ふ)る時

                       松任谷由美

        窓際では老夫婦が

     ふくらみだした蕾をながめている

       薄日の射す枯木立が

  桜並木であるのを誰もが忘れていても

   何も云わず やがて花は咲き誇り

   かなわぬ想いを散らし 季節はゆく

      二度と来ない人のことを

  ずっと待ってる気がするティールーム

       水路に散る桜を見に

      さびれたこのホテルまで

 

        真夏の影新緑に

     ペンキの剥げたボートを浸し

        秋の夕日細く長く

      カラスの群れはぼんやり

      スモッグの中に溶ける

 

     どこから来て どこへ行くの

 あんなに強く愛した気持も憎んだことも

          今は昔

 

      四月ごとに同じ席は

    うす紅の砂時計の底になる

     空から降る時が見える

     さびれたこのホテルから

 

 

    

 

  誰かの天への旅立ち

  それを見送るたびに

  時の限りを痛感する

  でも時間が経つ程に

  私はその事実を忘れ

  大切な時を流す様に

  過ごしてしまいがち

  家族と居られるのも

  友人とケンカ出来る

  それも一時の中での

  与えられた財産だ...

  いつもありがとうね

  これを意識して日々

  大切に生きていたい

8

(もうすぐ、春)

  

 

 

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