« 〈いのち〉のメッセージ | トップページ | 現実とは何か »

花嫁の父

 昨日(1月8日)、「花嫁の父」というドラマを観た(TBS系)。

 中越地震で大きな被害のあった新潟・山古志に生きるお爺さんと父娘の生活、そしてその娘が東京・浅草で出会った青年とその家族のもつ深い情愛、その交流を描いたドラマである。

 耳の聞こえない娘は、青年と出会った時、青年の弾く三味線それ自体の「ひびき」に引き寄せられる。その感覚は、4歳の頃失った母親の声の「ひびき」を想起させた。

 青年から求婚され、心揺れる娘は、吹雪の中、母が倒れた地蔵の前で青年にその時のことを打ち明ける。体をゆすってはいけない状態だったのに、何も知らない少女は母親をゆすり、それで死なせてしまったと悔いる。彼女がその場所に近づいたのは母親が亡くなってから初めてだと、父は言う。記憶が、開かれてはほぐされてゆく。

 浅草の川に浮かぶ船の中で、結婚披露宴が行われている。父は急病のお爺さんに付き添ったためにまだ着かない。その時、彼女は父の声の「ひびき」を聞く。二人が甲板に出て遠くを見ると、父が走って舟を追いかけているのが見える。父は覚えたばかりの手話を使って話しはじめる…。

      *      *      *

 ある存在が奏でているひびきを聞きとるということ、それは記憶の中で鳴り響いている音ととてもよく似ているかもしれない。その記憶について、私たちはほとんど気づいていないかもしれず、そのひびきを求めることが、生きることなのかもしれない。

http://www.mbs.jp/hanayome/

004

(朝の光り)

 

 

 

 

« 〈いのち〉のメッセージ | トップページ | 現実とは何か »

映画・ドラマ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/391404/43680965

この記事へのトラックバック一覧です: 花嫁の父:

« 〈いのち〉のメッセージ | トップページ | 現実とは何か »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ