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詩を読む会(12)

 残り4編をまとめて(詩と感想の紹介)

 

  リターン トゥ イノセンス

 生まれたばかりの赤子は

 誰もがパーフェクト

 光輝くエナジーに満ちている

 これから発揮するであろう

 使命 才能 無邪気に湛えている

 泣いても 拗ねても 叫んでも

 要求のまま 感情のおもむくままで 許されるのを

 おとなは 羨望のまなざしでみていたのだろう

 

 「すべて君の思いとおりにはいかないよ」

 おとなから教わるのは まず それなのだろう

 

 おとなは たくさんの欠け感を感じて これまで生きてきた

 そして

 自分より上のものから教わってきたことなら 間違いないと

 幼き子に 同じコトを 施す

 静かにしなければならない空間ならば

 「静かにしなさい」とだけ教えればいいはず

 なのに 「ダメな子」なんて 余計なことも言われてしまう

 幼き頃に言われた「ダメな子」

 いい年齢して引きずっていたりしている

  

 欠け感

 植えつけたり 植えつけられたり だったのだよ

 

 大自然の中には大自然の法則があって

 欠けさせられたものは めぐりめぐって 帰ってくるらしいよ

 最近 そのことに気づいて

 取り返す

 取り返す

 呪文を唱えれば

 生まれたばかりの頃のように

 エナジー 帰ってくる

 無邪気におもむくまま

 本当の自分が 本当なのだから

 

 感想・・欠け感とは、コンプレックスのこと。ピア・カウンセリングで学んだのと同じようなことが書いてあり、その時のことを思い出した。とても分かりやすく、共感できる。

 

 トンボよ

 それは足の指だよ

 でもそこで良いのなら

 動かないから

 安心して

 休んでゆけよ

          (星野富弘)

 

 感想・・同じ経験がある、僕も星野さんと同じ頚椎損傷で、シオカラトンボだった。私はセミだった。星野さんの詩は、教訓めいていなくて、感じたままを書いてあるところが良い。利用者さんの玄関に飾ってあった詩で、とても良いと感じたので持ってきた。 

 

  ありきたりではない

 トンネルに入るのは

 最短距離

 なのかもしれない

 

 出口は必ず

 あるよ

 今 暗くても

 

 いつかは

 この世界から

 抜け出せる

 だから

 まっすぐ進むのだ

 

 まぶしい世界が

 待っている

 

 そこは

 

 あなたが想像している

 ものと違う

 かもしれない

 答えは

 ありきたりではない

 

 感想・・なにかとても感じるものがある。「ありきたりではない」という言い方が良い(人はみんなちがう)。予想外の結果が、じつはとても素晴らしいものかもしれない。希望が、感じられる。トンネルは、出口を求める暗い道なのではなく、まっすぐだから最短距離、という考え方にハッとした。

 

  大きな家族 

 この大空は同じだよ

 晴れ渡る朝は 太陽が僕らに 燦々微笑んで

 静かな夜は 月と星達

 ビルより高い空から僕らを見つめている

 それは何処も同じさ

 地球を家に例えたら

 大空は大きな屋根で

 暮らす土地の違いは 寝起きする部屋違い

 ほらね そう思えたら孤独なんて無くなるよ

 

 感想・・今日は欠席で、詩だけ参加。自然な感じ、気持ちが良い。何かしらあたたかなものが伝わってくる。

043

(国東半島 真玉海岸)

 

 

 

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