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禅に学ぶ

 昨日、視覚障がいの方の支援にて、「別府南無の会」に同行した。

 十月の講師は臨済宗妙心寺派法泉寺住職の上野浩道氏。演題は「禅に学ぶ」。

 ご自身の修行体験を話された。

 その中の言葉を紹介しておこう。

      *      *      *

 〈岩もあり木の根もあれどさらさらと たださらさらと水の流るる

 大空を雲はしずかに流れゆく しずかにわれも生くべかりけり〉 雲水「行雲流水」

 〈なぜあの人がなくなって私はなぜ生きているのか。その究極の偶然性を受けいれるほかない。その偶然性において人びとはよりそって生きていくしかないのだ〉 山折哲雄

 〈人の世にあるとき求める所意のごとくならず〉 源信

 〈地しんは信(まこと)に大変に候

 野僧草 庵は何事もなく

 親るい中死人もなくめで度存じ候

 うちつけにしなばしなずにながらえて

 かかるうきめを見るがはびしさ

 しかし災難に逢時節には災難に遭うがよく候

 死ぬ時節には死ぬがよく候

 是はこれ災難をのがるる妙法にて候

                 かしこ

                 良寛〉 良寛和尚・三条地震見舞状

      *      *      *

 吾唯足知という、小欲少悩という、simple elegance という。

 思うに、この世にあること、そこで精いっぱい生きることそのものが修行なのであって、お寺に入って禅を学ぶというのは、ひどく遠回りな感じがする。

 とはいえ、しずかに考え、耐えた先人の生に、私たちは畏敬を持って触れる。吾ことのように。

 すべてを受けいれる、いまここの境遇を生きる以外に、私たちは何をなしえよう。

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(みんな元気です)

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