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詩を読む会(7)

 持ち寄り、読まれた作品の紹介の続き…

 

 20代女性の作品。とても自由で、素直な詩で、読む人の心に自然に入ってくる。

 

   マジ恋

                              前田 一美

 君が笑えるその日迄

 この恋心が消える迄

 君の居場所で居たい

 無理なんてしてないし

 意地なんかでもない

 ただ又会いたいんだ

 楽しそうに笑う君に

 根拠のない希望でも

 君は戻ると信じてる

 そう思えたその瞬間

 私はマジ恋してるよ

      *      *      *

 頸椎を損傷され、4年の病院生活を経て、自宅で詩をつくるようになった方の作品。若く、ストレートな表現。心が心に入り込んでくる。

 

   落ちこぼれ

                              河野 龍児

 昔 誰かが言っていた

 障害〔車椅子〕を克服した人は

 その椅子に乗ったまま

 木に登ったり

 水中を泳いだりする夢を見ると

 

 そう 僕は落ちこぼれ

 残念ながら

 そんな不気味な夢は一度も見たことがない

 

 そう僕は落ちこぼれ

 夢の中では足を引摺ってでも

 地面を這い傷付き泥だらけになってでも

 自分の力で泳いでいる

 

 もしも…

 君が言うことが事実であるなら

 そう 僕は完全な落ちこぼれさ

 

 だけど僕は構わない

 たとえ君に軽蔑されたとしても

 たとえ困難に足蹴にされたとしても

 何もかも諦め見捨ててしまうくらいなら

 いつまでも

 落ちこぼれのままで這い続けて行くよ

      *      *      *

 詩人、河津聖恵さんの作品。今年の7月に、東北朝鮮初中級学校を訪ね、子どもたちと詩を朗読された後、石巻の瓦礫の原を歩き、深く感じられたことを綴られた詩。誠実な思考と、柔らかい感性にみちています。詩は河津さんのブログに掲載されていますので、そちらをご覧ください。

   石巻(二)     河津 聖恵

 http://reliance.blog.eonet.jp/default/2011/10/post-27be.html

064

(朝の松島 2011.6.5)

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