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ミツバチの羽音と地球の回転

 山口県の祝島(いわいじま)対岸にできる原子力発電所の建設に反対する島民たちの生きる姿を描いた映画である(2009年、鎌仲ひとみ監督作品)。

 http://888earth.net/888tv.html

 映画の終りのほうで、主人公の青年山戸孝さんが語る場面がある。

 「原発反対の運動をしていると、なぜそういう運動をしているのかと聞かれることがある。自分たちの生活を守るためだと答えると、そんなことのためにみんなに迷惑を掛けて恥ずかしいと思わないのか、と言われる」と。

 「そんなことのためにみんなに迷惑をかけて」としか発想できない人がいまだにいるのかと驚いた。「自分の生活を守るために」精いっぱい生きることこそが、何より大切ではないか。自分を大切にできない人が、どうして「みんな」を大切にできるだろうか。

 そして、彼「孝くん」の活動を通じて、どれほどの人が勇気を、生きるよろこびを与えられていることか。

 この映画はまた、「持続可能なエネルギー」の利用により生活しているスウェーデンの都市や村を取材し、日本でのその可能性を聞いている。可能なはずだと。

 祝島の人々の生活の細部に、生きるエネルギーが溢れている。その大切さ、貴さを映画は謳っている。人の生において、何が大切かと、問うている。

 持続可能なエネルギーに関する提言も行っている。太陽光、地熱、風、波の力、等の多元的な自然エネルギーが私たちの生活を豊かにすること。

010

(湯布院にて 2011.9.11)

 

 

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