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コーラス Les Choristes

 2004年、フランス映画。

 1949年、孤児や問題児を集めた寄宿舎“池の底”に、音楽家を志したことのある教師、クレマン・マチューが新任の舎監としてやってくる。

 心ある彼は、荒んでいると同時に純粋な子どもたちに触れ、コーラスを始める。姿勢のとり方、歩き方、発声、そして合唱。心を通わせる。

 ある時、彼は問題児モランジュの才能に気づく。みんなとの調和を図りながら、モランジュの原石を柔らかく磨いていく。

 超不良のモンダンがやって来て、甦生しつつあった子らを元へ戻そうともするが、彼もマチューの人柄に触れ、内心に種を植え付けられる。

 モランジュの歌声が優しく、繊細で、訪れた伯爵夫人たちを魅了する。

 美しさというものを感じさせる映画である。はじめの方で、マチューは子どもたちに受け容れられる前は「あきらめてはいけない」と自らを説得する。何かを創り上げたいという意思が、そう言わせている。

 意思に育まれた歌声は次第に人々の心を動かす力になる。

 静かな、とても静かな、美しい映画だと思う。

032

(8月の朝 別府公園にて)

 

 

 

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