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福島原発メルトダウン

 広瀬隆(2011.5).福島原発メルトダウン.朝日新書

 警鐘を聴く。

 今回の大震災のマグニチュードについて、気象庁が8.4から8.8へ、さらに9.0に修正した時、私は何かおかしいと感じた。そのように巨大な地震であったとした方が、何かと言い訳できるからではないかと。そして本書を読み、そういうことなのかと、腑に落ちた。

 政府や東京電力、メディアは何を隠そうとし、それは何のためであるか、考えるのにとても参考になった。基準値の恣意性についても、考えさせられる。原発の仕組み、その効率性、放射能のこと、内部被爆のこと、感受性の個人差、ホットスポットのこと、学者のこと、原発の立地条件のこと、プレートテクトニクスや日本の断層のこと、代替エネルギーでも電力はまかなえることなど、どれも、私たち国民に必要な知識が提示してある。

 とても親切な、良い本だと思う。

 

 参考までに、今日6月19日の毎日新聞の記事。

 「被ばく量調査 今月下旬から 飯館の住民ら

 東京電力福島第1原発事故を受けて全県民の健康調査を実施する福島県は18日、計画的避難区域の飯館村と川俣町山木屋地区、同区域と警戒区域となっている浪江町の住民約2万8000人を対象に、被ばくした線量の推計と内部被ばく調査を6月下旬から始めることを決めた。

 問診票に3月11日以降の行動を記入してもらい、線量を推計。100人程度は尿検査とホールボディーカウンターを使って、内部被ばく量を計る。

 検査対象者は職業や年齢層を考慮して抽出するが、屋外で作業していた住民や若年層が中心となる見込み」

 「静岡産緑茶 仏で基準越超

 【パリ福原直樹】フランス当局は17日、パリのドゴール空港で、日本から送られた静岡産の緑茶(162㌔)から、欧州連合(EU)の基準を2倍以上上回る放射性セシウムを検出した。すべて廃棄処分にされる。福島第1原発事故以来、仏で基準を超える日本産輸入品が見つかったのは初めて。AFP通信が報じた。1㌔あたり500ベクレルのEU基準を超える1038ベクレルを検出した。

      ◇

 静岡県の川勝平太知事は18日「飲用茶にすれば本県の調査によると100分の1程度になり、10ベクレル程度となる。飲んでも全く問題ないものと考えている」と述べた。

 県は4月から、EUに輸出する食品を対象に、県内で収穫したか、加工した食品であることを示す産地証明をしている。証明がなければEUに輸出できないが、放射能の測定はEUが求めておらず、県も証明項目に入れていないという。県茶業農産課は「証明したものなら産地・加工地が特定できるはずだ。すぐに作業を進めたい」としている」

055

(仙台市東部の海岸にて 6.4)

 

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