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由布山腹

 九月二日 日曜日

 大分に来て二週間 初めて由布岳を歩く

 山頂でお昼をとって下界へ

 不意に道を見失い 草藪を分ける

 ほどなく 川の形に似た水溜りの連なりを下りる

 火山質の大きな岩が行く手を阻む

 全身の筋肉を使い岩から岩へ 水から水へ

 どれくらい経った時だろう

 林の茂みから蹄の音が走り来る

 ばったり 鹿と目が合うやいなや

 彼女は踵を返し また陰翳へ

 日は傾きそめて

 風景は身じろぎもしない

 いつになったら人里に降り立つのか

 しばし 青い空を歩く

006

(大分川河口より 左奥が由布岳)

 

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