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Le Notti di Cabiria カビリアの夜

 Federico Fellini 監督、Giulietta Masina 主演、1957年イタリア。

 描かれるのは無垢な魂への愛である。

 悉く男に裏切られる娼婦カビリアは純粋な心をもつ。金目当ての男に川に突き落とされても、突き落とされたのだとわかっていない。同じ娼婦のワンダと仲良しで、2人にはささやかな夢がある。小さな家を持ち、小鳥を飼っている。陽気で、愛嬌があり、喧嘩早いのが玉に瑕。

 ある時、自棄で立ち寄った劇場ではマジックショーが行われていて、催眠術のコーナーで彼女は客席から借り出される。そこで、無意識に美しい純粋な心を演じ、拍手喝さいを受ける。それを見た男(オスカー)から声をかけられ、2週間後に結婚を申し込まれる。

 有頂天のカビリア。しかし……。湖の崖の上で、オスカーの意図を知り、泣き崩れる。男は持参金の入ったバッグを取って逃げる。「もう生きていたくない」

 それでも立ち上がり森を通って帰ると、道では幸せそうな若者たちが音楽を奏で、彼女を取り囲むように歩き、笑いかける。彼女は笑みをとり戻す。希望に満ちた笑顔を。

 生きことのよろこびを表現してある。幸せとは心であると言っている。

 『道』でジェルソミーナを演じた Masina がカビリアを演じている。彼女の表現力も素晴らしい。

http://www.youtube.com/watch?v=YO8PFBmkRSc&feature=related

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(小さな花たち)

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