« 点字をはじめよう | トップページ | 助け合いのかたち »

今ここ

 意思はどこから生まれたか。

 地に落ちた種子は芽を出し、生育し、花咲き、実をつける。岩は長い年月を動かずに過ごす。水は蒸発して雲となり地に落ちる。風は至るところに生まれ、渦巻き、自らを運ぶ。光は、瞬時に満ちる。

 それらの意思はどこにあり、何を思考するか。

 緩急それらの動きが意思である。

 そこここに、あらゆる意思は存在し、作用し合う。

 在るように在り、無いものは無い。

 人という存在は何を求めているか――あらゆる意思の媒介として在ることを自らに求めているのでは。自身の繁栄のためでなく。

 そのために、あらゆる意思に耳を傾け続ける。おそらく、音楽、造形、描写、形あるものをつくりたがるのも、筆記、歌い、唄い、詠い、言葉にしたがるのも、耳を傾ける、ただそのことのため。

 知りたくて、ただ感じたくて、生かしたくて、育てたくて、守りたくて、共鳴し分かち合いたくて、そのために、あらゆる意思を、大切にしたいと、日々を過ごす。どのような人々の、どのような日々でも、そのことに変わりはないと思う。

 そう思う意思はどこから生まれたか。

006

(柔らかな風を感じて)

« 点字をはじめよう | トップページ | 助け合いのかたち »

思考」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/391404/39199248

この記事へのトラックバック一覧です: 今ここ:

« 点字をはじめよう | トップページ | 助け合いのかたち »