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マリと子犬の物語

 2004年10月23日夕刻に起きた地震災害のさ中での、犬と人々の愛情を描いた映画。

 彩とお兄ちゃんの亮太の2人で、自分たちを助けてくれた母犬マリを探しに行く場面が良い。

 小さな子ども2人だけで、余震のある崩れた山へ入って行く。彩は足を怪我し、やがて冷たい雨が降って来て、熱を出す。無理なこと、無茶なことだけれど、そうせざると得ないことをする。その気持ちの純粋さが大切なのだと、映画は教えてくれる。

 棚田と錦鯉と闘牛と。昔からの、自然と共にある生活の良さも伝えてくれる。いまや日本全国どこへ行っても道路は舗装されていて、山古志村の山の中の道も例外ではないけれど、なお残ろうとする人の心、風習が、画面のあちらこちらに顔をのぞかせる。

 この映画は、本当はそういったものを継承することの大切さも言いたかったのだろうと思う。でも主題とは逸れるので、detail として脇へ置いておく。

 その本当の気持ちを置き、他の大切なもの、家族や同じ村の人々の愛情を描く。あくまでも今風に。今風だからこそ却って、失われた古くからの絆の喪失も感じられる。

 私たちは何を大切にするのかと、改めて考えさせてくれる、良い映画である。

 自然や動物が教えてくれるものは、大切なものばかりだ。

002

(乾いた田んぼの畦道に咲きました)

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