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夢を生きる

この世界が一瞬のうちに

すっかり無くなったとしても 私はなお

夢を生きつづけているだろう

 

夢とはいつもここに生まれてくるもの

古生代の化石に浮ぶ温かな喜びのようなもの

共感の分かち合いに溢れる笑顔

おばあちゃんの背中の丸み

走りまわって転ぶ子の口についたチョコレート

震える芦の見る空の色

カプセルの中の蜂

 

みな夢を生きている

過去に見た夢を

まだ見ぬ世界の夢を

それらは 繰り返し見ているうちに

少しずつ あるいはいつの間にか 現実になる

 

一歩踏み出して 新しい光を浴びて

風を受けて 世界を感じてみると

ああ そこここに夢は溢れている

 

なりたい心が 挫折の小さな渦を巻き その曲線にまた夢が生まれている

暗い心にも 明るい心にも ひとしく宿り

目覚めたらおはようを言い

眠る前にはおやすみを言い

離れることなく寄りそっている

 

落葉は新緑を夢見 うたかたは永遠を夢見る

ここにないものは あるものの夢

 

この世界が一瞬のうちに無くなったとしても

すべてはなお 夢を生きているだろう

003

(こんにちは)

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コメント

普段の生活が普通に過ぎていくのが、何だかステキなコトなんだって思えてきました
あとあの写真が1番に気になったんですが何処のヤツですか?

普通の生活が普通に過ぎていくのは、物や心たちがみな夢を生きているからだと、私は感じています。
鬼ちゃんは、豊後高田市の昭和の町の近くの「響」という蕎麦屋さんの入口にいました。

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