« 後の先(ごのせん) | トップページ | 犬語の話し方 »

L'Éternité (永遠)

 Elle est retrouvée.

 Quoi? -- L'Éternité.

 C'est la mer allée

 Avec le soleil.

 

 Âme sentinelle,

 Murmurons l'aveu

 De la nuit si nulle

 Et du jour en feu.

 

 Des humains suffrages,

 Des communs élans

 Là tu te dégages

 Et voles selon.

 

 Puisque de vous seules,

 Braise de satin,

 Le Devoir s'exhale

 Sans qu'on dise : enfin.

 

 Là pas d'espérance,

 Nul orietur.

 Science avec patience,

 Le supplice est sûr.

 

 Elle set retrouvée.

 Quoi? -- L'éternitée.

 C'est la mer allée

 Avec le soleil.

                                                     Mai 1872

      *      *      *

 アルチュール・ランボーの詩  〈永遠〉

 

 見つけたよ

 何を? 永遠を

 それは太陽と

 溶けあった海

 

 見張り台の魂よ

 空虚な夜の

 焔の昼の

 告白の声を聴こう

 

 君は 世間の

 賞讃からも 熱情からも

 解き放たれて

 思いのままに飛んで行く

 

 君たちは独りでいるから

 サテンの燠火のように

 やるべきことが

 たちまち迸り出る

 

 希望はなく

 僅かな光も見えない

 学問と忍耐

 責苦こそが必定だ

 

 見つけたよ

 何を? 永遠を

 それは太陽に

 溶けあった海

      *      *      *

 太陽と海、昼と夜、熱狂と静寂、そして何かとても純粋なものが感じられる。

 彼の言うように、世間の評判などどうでも良い。思いのままに、光や闇の促しのままに進んでいったら良い。

 詩を書くには、私たちに宿る〈生命そのもの〉を描くには、苦しみが必定だ。大切な何かを大切すること、それが生きること。

 すなわち考えること。

 私たちは永遠を生きていると知ること。

 013

(元旦 キラキラ光る雪)

 

« 後の先(ごのせん) | トップページ | 犬語の話し方 »

詩を読む」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/391404/38476268

この記事へのトラックバック一覧です: L'Éternité (永遠):

« 後の先(ごのせん) | トップページ | 犬語の話し方 »