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道 La Strada

 不朽の名作と言われたフェリーニの「道」。旅芸人ザンパノとジェルソミーナの物語。

 綱渡り芸人がジェルソミーナに言う。

 「どんなものでも役に立つ。この石ころだって。…何の役に立つのか、神様にしかわからない」

 何の役に立つのか分からないけれど、役に立たないものはないと信じて生きることで、ジェルソミーナは何かを得た。

 綱渡り芸人はジェルソミーナの役に立ったし、ジェルソミーナはザンパノの役に立った(彼の中に生き続けた)。どのようにして、何の役に立つのか、分かっている人はいない。でも信じることはできる。

 綱渡り芸人のくれた石ころを彼女はしっかりと握りしめる。握りしめられ、彼女に希望を与えたことで、石ころは役に立った。

 さまざまな解釈は傍らにおき、この映画のもつ抒情を感じとり、それをいつまでも持ち続けることは、尊いことのように感じられる。

 ジェルソミーナの笑顔、困惑した顔、走り方、得意げな様子、…それらがラッパの音楽に乗って、いつまでも私たちの心で飛び跳ねている感じがする。文字通り、"不朽の名作"である。

http://www.youtube.com/watch?v=ft7ZFHw2NhI&feature=related

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(的が浜) 

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