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イル・ポスティーノ Il Postino

 1950年代、チリの人民から愛された詩人パブロ・ネルーダが、政府から追放され、イタリアの美しい島にやって来る。

 その島の青年マリオは、郵便配達人(イル・ポスティーノ)として、彼のもとへ数多の手紙を届ける。

 これは、その青年と詩人との心の交流を描いた映画である。

 青年は、初めはたどたどしく、次第に大胆に詩人に接するようになる。詩に目覚め、詩の表現(暗喩)を使いこなすうちに、互いの心が交錯するようになる。

 言葉を使うこと、美しいものを美しいと感じること、それだけで友情が成立する。2人の心が純粋だから容易に交流したように、私には感じられた。

 波の音、風の音、美しい緑、星、そして島で一番美しいベアトリーチェ・ロッソ。

 人生における最も愛すべき一枚の写真のような、宝物のような映画である。

 この世で最も大切なものは何か?

 少なくとも私にとって、それは交流し合う心であると、感じさせてくれた。

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