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Echelle du Ange

 2010年4月15日木曜日(新月の翌日)。

 午前10時に別府市役所へ行き、2人で婚姻届を提出する。本籍地は新居の別府市駅前町4番とした。3月21日(祝)に、互いの実家へ行き、妻の弟さんのサインと印、私の姉のサインと印を頂いていた。

 それに付随する幾つかの手続きを済ませ、銀行へ寄り、それから田ノ浦ビーチの傍にある Echelle du Ange にて、2人で食事をする。赤のワインで乾杯をして。

 これから、よろしくお願いします。

 こちらこそよろしくお願いします。

 午前中は小雨が降っていたが、午後になって上がった。ここからは海と別府の町がよく見渡せる。遠くの丘の上にAPU(立命館アジア太平洋大学)のレンガ色の建物があり、その手前には、停泊しているサンフラワー号が見える。鉄輪温泉の湯けむりが何本も見える。

 カモメが風に舞っている。人工の砂浜に波が打ち寄せ、リズムを刻む。

 塾の教師をしていた頃、「先生なんで結婚せえへんの?」と子どもからよく聞かれた。当時は「なんでだろうねー」としか言えなかったが、あの頃に戻れるとしたら、次のように答えられる。

 「たぶん、ある未来に私と結婚する人が、今、私との出会いを待っているからだよ」

 出会ったのは、私の企画した映画鑑賞会にて。

 「海の上のピアニスト」。伝説のピアニスト、ナインティーンハンドレッドのお話し。緩やかで美しいメロディが心に残った。その時、互いに何かを感じたに違いない。静かに、メロディが流れ始めたのだと思う。

 流れ始めた旋律に身を委ね、いっしょに時を刻む、永遠に(永遠とは深さのこと)。

 〈見つけたよ。何を? 永遠を。それは太陽に溶け合った海〉                                             Rimbaud

 垣根の薄黄色い葉が奇麗だ。白い建物に似合っている。レストランでもあり、結婚式場でもある。

 またここへ来よう。年に1回になるかな?

 記念日として。刻んで来たものを携えて。

 耀きは、見つめれば、耀きを増す。2人で、そこここの耀きを見つめ続けよう。あらゆる思いを引き受けよう。引き受けることで、情念は、静かに醸成されるだろう。いつまでも、どこまでも。

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