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エディット・ピアフ La Mome

 この映画を観て、エディット・ピアフのことがよくわかった気がする。

 la mome を仏和で引くと、《俗》娘っ子、ねえちゃん、娼婦、すけ、とある。彼女にぴったりの名前だと感じる。因みに piaf (ピアフ)は 《俗》雀、(雀ぐらいの大きさの)小鳥。

 倒れてもなお歌おうとする、自分をよく知っている存在。歌おうとするのは、聴く人たちの思いに促されて。明日を夢見て、懸命に生きようとする人たちの思いは、彼女そのものだから。

 幼い彼女に、現れたテレーズは勇気を与える。自分を信じること。いつでも私はお前といっしょにいるよ。

 街角の声、音、育ててくれた女性たちの思い、喜びと悲しみ、それらが綯交ぜになって、彼女に入り、新しい歌声となる。

 そして作曲家との出合い。歌は音楽になり、街角の歌い手は、より多くの人々に、幼いころ自分が与えられたように、愛と勇気を与え続ける。その力強い声により。

 Je ne regrette rien. 私は何も後悔してない。

 その楽曲を初めて聞かされた時、それはまさに私の歌だと、彼女は言った。病に倒れてなお歌い続けようとする時に出合った曲。後悔はない。まさに、彼女の生き方そのもの。

 歌により、永遠に出合う。永遠とは、生命のこと。

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