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麦の穂をゆらす風 The Wind that Shakes the Barley

 1920年、アイルランド。

 自由のために戦う。英国王への忠誠のためではない。当たり前のことであるが、当たり前のことが実現されるには、多くの犠牲が必要とされる。

 これは仕方ないことだろうか?

 ある人がある真理に気づくまでには、多くの失敗や挫折を必要とする。それも仕方ないことだろうか?

 過誤を繰り返さないために、教育が必要である。真理へ到達するには、言葉を用いること、多くの理論と経験を見聞きすること、曇りのない目で見ること、他者を感じとる心をもつこと。

 それでも人は最初の印象を見誤るが、誤りから真理にいたる道はそこここにある。

 デミアンは聡明で、曇りのない目を持っていた。戦いの意味を見失うことなく、敵を軽視することなく、理想を持ち続けた。

 理想を持ち続けることのできる者が、現実主義者である。

 自由を求めることが正義である。そのための戦いであり、連帯である。それは永遠にそうである。

 失われた思い、心性に、耳を傾けることを、私たちはもっとしなくてはいけないのではないか。この映画を見てそう思った。

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