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エミリーへの手紙

 うつ病に苦しむ老人ハリーが、死の数年前から孫娘のエミリーに宛てて書いた詩と人生論とパズルが、離婚寸前の息子ボブとその妻ローラ、娘エミリーの家族を救った。

 大切なものは何か。

 「大切なものは目に見えないんだよ」(『ちいさな王子』のキツネさん)

 「本当の生とは、あるかなきかの心の動きだ」(イワン・イリッチ)

 大切なものを大切にする、育む、そういう生は尊い。大切にするのは、むろん自分のためではない(それは明らかだ)。

 大切な何かのために、私たちの人生がある。その何かに触れることの喜びが、私たちの心を柔らかくする。

 ハリーは、息子(とその家族)への愛に生きた。後悔を重ねながら、亡き妻に詫びながら。そのような生が、美しくないわけがない。人々の共感を呼ばないはずはない。

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