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Crime + Punishment

 侵された憎しみにより義父を殺害する。母親が容疑者となるが、少女は罪の意識に苛まれ、結果的に自供する。

 罪の意識は、何によって贖われるか。

 罰によって、そして信仰によって、というのがこの映画の答えである。

 ドストエフスキー『罪と罰』においても、ラスコーリニコフは、罪を免れることに堪えられなかった。堪えられない意識が、ポルフィーリ(警官)の疑惑を生み、ソフィー(信仰篤き少女)の慈愛を生んだように見える。

 この映画においても、罪に堪えられない意識が、自供を呼び寄せた。少女に恋心を抱く、信仰を持つ少年ヴィンセントが、ソフィーの役どころであろう。

 人は罪の意識に堪えられない。贖うことで、傷を少しずつ癒してゆくことができる。すっかり癒えることはないとしても。

 ところで、

 妹を殺害した青年に、どのような贖いがあるのだろうか。

 また、殺害された魂は、何をもって癒されるのだろうか。

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