« 信仰とは何か――クオ・ヴァディス | トップページ | あわいにて »

ある場所

 ある場所のことを考えている。

 消滅と生成の場所、である。正しくは「場所」ではないのだが。

 ランボーが〈太陽と溶け合った海〉と、ヘルダーリンが〈故郷〉と呼んだある場所である。

 〈一粒の麦〉が地に落ちて死ぬ、その刻。いわば〈永遠〉、以前書いた「無時間」のことである。

 トルストイが〈あるかなきかの心の動き〉と、ドストエフスキーが〈カラマーゾフ的力〉と仄めかしたもの、あるいはカフカ『城』の世界そのものに近い。始原、である。

 表現する言葉を探しているのだが、まだ見つからない。捉えきれていないからか。

 つねにそこに居ることが大切である、気がする。

« 信仰とは何か――クオ・ヴァディス | トップページ | あわいにて »

思考」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/391404/7239058

この記事へのトラックバック一覧です: ある場所:

« 信仰とは何か――クオ・ヴァディス | トップページ | あわいにて »