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夜勤(5月10日-11日)

 5月10日木曜日

 まわりは田畑なので静かである。遠くから時おり車の音が聞こえる。皆が寝静まってから夕食を取ろうと思うのだが、なかなか思うようにはさせてもらえない。

 19時過ぎ、Fさんが外へ出られる。両膝が悪く、歩きが不安定なので転倒が心配だ。家に帰りたいのだが、道がわからないらしく、しばらくして帰って来られる。昨日は娘さんが面会に来られていた。そのときも、帰りたいと訴えておられた。前の施設でもそうだったのだろうか?

 20時頃から、いつものようにNさんがトイレと自室の往復を繰り返される。間違えて他の人の部屋に入られることもあるので、動きを察知していなくてはならない。胸が苦しいと仰る。心臓の人工弁が気になるらしい。うつ病、とも聞いている。精神科の薬と眠剤を飲んで頂く。

 21時、各部屋を見て回る。Tさんを起こし、寝る前の薬を服用して頂く。Fさんは漸く眠くなったご様子、尿パッドを交換し、「明かりを消して良いですか?」と訊くと、「はい、どうぞ」。Nさんも入眠されたようだ。

 各入居者の記録を書き、夕食をとり、来月の勤務表の原案を作る。

 23時、眠っておられるFさんの尿パッドを交換する。「おーい」と声がする。97歳のOさんだ。今何時かと訊かれる。足が痛いとも。時刻を伝え、眠剤を服用して頂き、麻痺側の左下肢をマッサージする。Nさんは珍しく良く眠っておられる。

 0時半、Oさんの尿パッドを交換する。

 1時半、Sさんの部屋から、コト、と音がする。ベッド柵につかまって、立とうとされている。立ち上がりを支え、手引き歩行でトイレへ誘導し、用を足して頂く。ベッドまで誘導すると、「ありがとうございます」と礼を言われる。普段の会話では、何を仰っているのかわからないのだが。

 2時、各部屋を見て回る。Fさんの尿パッドを交換する。

 3時50分、今度はTさんの部屋からくぐもった声がする。目を覚ましておられる。車椅子でトイレへ誘導し、用を足して頂く。便器を便器と認識されるのに時間がかかる。座るのにも、立ち上がるのにも。ベッドに戻り、再び寝て頂く。

 4時、各部屋を見て回る。Fさんは目覚められたご様子。Sさんの尿パッドを交換する。まだ夜は明けない。これから朝食の準備に取り掛かる。Fさんが食堂兼リビングに姿を見せられる。「おはようございます」「おはようございます」

 5時半、朝食の準備が終わる。夜も明けてきた。Oさんの「おーい」という声がする。起こしてください、ということなのだろう。これから皆さんの起床のお手伝いをする。

 皆さん、昨夜は比較的良く眠られたようだ。

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コメント

夜にそんなにバタバタとしているのに、みなさん比較的よく寝られたようだなんて(><)

vase jauneさん毎日お疲れ様です!

sumisumiさんありがとうございます。
認知症で、用足しが自分でできない人ばかりです。オムツ・尿パッド内ではなく、なるべくトイレでしてもらおうと、気配を察知するようにしています。
この夜は大声とか、徘徊がなかったので、ずいぶん平和でした(^^)

 夜勤はお一人でですか?

 認知症の方々との交流頭が下がりますm(__)m

ウーパさん有難うございます。
一人で夜勤です。
心を砕く、つもりで接しています。勉強(修行?)になります。

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